【特別なメルマガ】阪神淡路大震災。あの日から27年。

おはようございます(^^♪

私が毎朝伝えるこの言葉を、

今朝は特別な思いでお伝えします。



『今日も生きていて下さってありがとうございます』



今から27年前の今日、

阪神淡路大震災。


私という人間の原点でもあるこの日、

昨年配信したメルマガを再掲させて頂きます。



読んで頂けたら幸いです。





_____________

26年前、1995年1月17日未明に

関西地区を襲った、阪神淡路大震災。



当時私は17歳の高校一年生で、

全国から生徒が集う、

岐阜県の全寮制の高校に住んでいました。



17日の朝、寮内も校内も騒然として、

サッカー部の神戸出身の先輩が



「家族とまだ連絡が取れなくて…」



と顔面蒼白で立ちすくんでいたのを、

昨日のことのように思い出します。



休み時間は、教員室のガラス窓越しに

テレビから流れる、

見たこともない凄惨な光景に

いつもは明るい同級生も

全員言葉を無くしていました。



翌日18日、担任の先生に

私の思いを打ち明けに行きました。



「神戸に家族や親戚が

 いるわけではないんですが、

 どうしても神戸にお手伝いに行きたくて…。

 何か手段はありませんか」


当時はまだ《ヒッチハイク》という言葉さえ

あまり普及していなかった時代。


担任の優しい吉原先生は

私の話をきちんと聞いて下さり、



「そうか、津田君の

 優しい思いは素晴らしいね。

 でも危険だし、

 一人で行ったところで

 どうなるものではないし、

 先生も心配だからね」



と止めて下さいました。





数日間悩み、心の底から

突き上がってきた強い思い。









「やっぱり行こう」








一方的に休学願を出して

一人名古屋に帰省し、

バックパックに考えうる限りの荷物を詰めて、

近所の配送センターへ。



「神戸に行きたいんです…」


親切なドライバーの男性にお願いをして、

辿り着いたのは三宮の街。


崩れたビル、瓦礫の山、火事の跡。

下を向き歩く人の群れ…


テレビで見ていたその数十倍も

凄惨な景色が眼前に広がり、

廃墟と化したあの光景は、

生涯忘れることはありません。


たまたま愛知県から来ていた

ボランティア団体の皆様に仲間に入れて頂き、

毎日瓦礫の撤去、炊き出し、

支援物資の仕分けを手伝い、

毛布一枚でガタガタ震えながら、

火の気のない小学校の教室で

寝泊まりしました。


「瓦礫」と私たちが呼んでいるものは、

粉々になった家具や家電など、

一つ一つがそのおばあさんたちの大切な

家族の思い出の品だと気づいたのは

その撤去をお手伝いしている時でした。


私たちが台車に乗せて瓦礫を運んでいく様を、

涙を浮かべながら眺めていた女性の表情。


私はヘルメットとマスクで

顔を見られないようにしながら



(せめて、台車を倒すわけにはいかない…)



とフラフラしながら撤去場に運びました。


バキバキと音を立て、

その大切な家具たちが潰されて

廃棄されていく音を今でも覚えています。


私たちが炊き出しで作った、

たった一杯の豚汁、

たった一つのおにぎりを

元気のない、

でも私を気遣うような優しい笑顔で



「ありがとう…」



と受け取って下さったおばあさん。





私も笑顔を返して良いか分からず、


(がんばってください…)






そう心で思うのが精いっぱいで、

目頭に涙が込み上げてきてきました。





あれから26年。

あの方たちは、どうされているんだろう。

ふと今でも思い出すことがあります。





先日も神戸を訪れ、

美しく復興した街を見るたびに思います。





私は、成長できただろうか。





あの時よりも、誰かを笑顔にできる人間に

なっているだろうか。





17歳、想像を絶する大きな災害の前に、

自分の無力さを思い知らされた数か月。





あの体験が原点となり、

生涯、自分に問うのだと思います。






「お前は、誰かの力になれているか?」








どうか今日も素晴らしい一日を。








_____________


私の原体験でもある、震災時の神戸。





今の私にできることは、

目の前の人を全力で応援すること。





思いを胸に。

今日もいってまいります。




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