今日も重たい話になります。
つい3日ほど前、カンボジアで仲良くして頂いているスラムの村を訪れました。
訪問はコロナで3年振りでしたが、久しぶりにお会いするおばちゃんや多くの子どもたち。
ここに住む人々はバラック小屋に住んで周辺のゴミを拾ってわずかなお金に変えながら何とか生活されていて、
多くの大人は読み書きができないため様々な契約で騙されてこの場所に住まざるを得なかった、という方も多くいます。
今回もいろんなお菓子や文房具、飲み物を持って一緒に飲みながら笑顔の交流、
初めて参加した次男もすぐに子どもたちと仲良くなって楽しそうに過ごしていました。
しかし昨日連絡があり、
昨日19:40頃、次男も仲良くなったスラムの11歳の女の子が亡くなった、と。
自転車でゴミ拾いに出かけ、はねられてしまったそうです。
たった数日前に出会った、あんなに笑顔の可愛らしかった子がもうこの世にいないのだと思うと言葉にならない悲しみが込み上げてきて、
別れが来ることがわかっていたら、あの時もっと抱きしめてありがとうと伝えておけばよかった、と心から後悔しました。
私の長男と同い年、
親を助けるために、貧しい中で一生懸命ゴミ拾いのお仕事をしていたその時に起こった出来事ということで、何ともやりきれない思いです。
スラムに訪れるのは4回目でしたが、4回とも全てこういった悲しい出来事に遭遇しており、
日本よりどれだけ命が儚く亡くなってしまうのかを思い知らされています。
もっときちんと顔を見ながらありがとうと伝えておけば良かった、と大きな後悔と共に、
一つ一つの出会いと別れを大切にし、今後のいかに生きてゆくべきかと心を新たに致しました。
今日から沖縄で3日間お仕事です。
どうか今日も素晴らしい一日を。