過度な指摘は、相手の成長を妨げる

私たちの周りには、ダメなところばかりを指摘する「指摘魔」や「揚げ足取り」が少なくありません。彼らは常に人の欠点やミスに目を光らせ、見つけたらすぐに指摘せずにはいられないのです。

「〇〇さんのためを思って言っているんです」
「私だって言いたくないけど、仕方ないんですよ」
「だから、言われないようにちゃんとやってくださいね」

なんて言われたこと、ありませんか?でも、冷静に考えてみてください。

その指摘、本当に必要なのでしょうか?

指摘ばかりする人の心理とは?

1. ストレスの発散が目的

指摘することでストレスを発散している人がいます。自分が抱えているフラストレーションを解消するために、他人のミスや欠点を指摘するのです。

このタイプの人は、指摘することで一時的に気が晴れますが、根本的な問題が解決されない限り、ストレスが再びたまり、また指摘を繰り返すでしょう。 

2. 完璧主義者

完璧主義の人は、自分も他人も失敗やミスを許すことができません。

どんな小さなミスでも気になり、何度も指摘します。このタイプの人は、「偶然の失敗」や「不運な出来事」さえも許せず、厳しく非難します。

彼らにとっては、すべてが完璧でなければならないのです。

3. 考え方が偏っている

自分の考え以外を受け入れられないタイプの人は、少しでも自分の価値観と異なる行動や意見を目にすると、すぐに指摘します。「自分の考えが絶対に正しい」と信じているため、他人のダメな部分を厳しく批判するのです。

彼らは多様な視点を持つことができず、相手の立場や背景を理解しようとはしません。

ダメな部分ばかり指摘する人に共通する特徴

彼らに共通しているのは、「自分の考えが絶対に正しい」と思い込んでいることです。

自分の基準に合わないことがあると、それを許せず、相手を指摘します。

しかし、短所は長所でもあり、長所は短所でもあります。

人それぞれ価値観や考え方が異なるため、自分が正しいと思い込むのは非常に狭い視点です。

広い視点を持とう

私たちは、他人のダメな部分ばかりに目を向けるのではなく、より広い視点を持つことが大切です。

人の欠点を指摘することよりも、相手の良い部分を見つけて伸ばしてあげる方が、その人の成長にとってはるかに有益です。

時には客観的な視点で、相手を理解しようと努めることが、より良い人間関係を築くための鍵になるのです。


私たちの社会や人間関係において、他人を指摘するのではなく、共に成長し、支え合う姿勢を持つことが、より良い未来を創り出す一歩となるでしょう。

「指摘魔」や「揚げ足取り」と上手く付き合うための法則

誰もが「指摘魔」や「揚げ足取り」のような人たちに出くわすことがあります。

そんな方々と上手く付き合うためには、感情的に反応せず、自分を守りつつ相手と適切にコミュニケーションを取ることが重要です。

以下の法則を参考にしてください。

1. 感情的に反応しない

指摘されるとどうしても感情が揺さぶられ、カッとなってしまうことがありますが、ここで感情的に反応してはいけません。

相手はその反応を見てさらに攻撃してくるかもしれません。

まずは冷静に、相手の言葉を受け止める姿勢を見せましょう。

相手が求めているのは「反応」なので、感情的な反応を見せないことで、次第にその人の攻撃性が落ち着くことがあります。

2. 必要以上に相手に合わせない

指摘魔や揚げ足取りの人の言うことをすべて真に受けて自分を変える必要はありません。

彼らの意見は必ずしも正しいとは限りません。必要だと思う部分は取り入れてもよいですが、全てに従う必要はありません。

「適度な距離感」を保ちながら、自分の価値観をしっかり持ちましょう。

3. 「その視点もある」と認めて流す

相手が何か指摘してきた時、「その視点も一理ありますね」といった形で相手の意見を一度認め、軽く流すのも効果的です。

反論するのではなく、あくまで相手の立場を認めつつ、自分の考えを変える必要はないという姿勢を示しましょう。

相手に対抗せずに、柔軟に受け流すことがポイントです。

4. ストレス発散のターゲットにならない

指摘魔や揚げ足取りの人は、ストレスの発散として他人を指摘することが多いです。

もしあなたがそのターゲットになっているならば、できるだけ相手に反応しない、深入りしないことが重要です。

彼らにとってあなたが「面白くないターゲット」だと感じれば、自然と攻撃が減っていく可能性があります。

5. 適度なタイミングで「気づき」を促す

場合によっては、相手に「そんなに指摘する必要があるの?」ということを気づかせるのも有効です。

感情的にならず、冷静に「指摘はありがたいけど、少し負担に感じることもあるかもしれない」と伝えてみるのも一つの手段です。

これにより、相手も自分の行動を見直すきっかけになるかもしれません。

6. 褒めることで対処する

指摘ばかりしてくる人に対しては、逆にその人の良い部分を見つけて褒めてみましょう。

彼らが抱えているネガティブなエネルギーを、ポジティブなフィードバックで軽減できることがあります。

指摘する側の人も、意外と自信がなく不安を抱えていることが多いので、褒めることで相手の自己肯定感が高まり、指摘が減ることもあります。

7. 適度な距離感を保つ

指摘ばかりしてくる人とは、精神的に疲れてしまうことが多いです。

そのため、彼らと適切な距離を保ち、自分の心のバランスを守ることも大切です。

関わりを必要最小限に抑え、エネルギーを奪われないようにすることで、ストレスの軽減につながります。


まとめ
指摘魔や揚げ足取りの人と上手く付き合うには、感情的にならず、相手の指摘を冷静に受け流すことが重要です。

また、

適度な距離を保ちながら、自分自身の価値観を大切にしつつ、相手とのバランスを取ることが大切です。

自分を守りながら、相手に過剰に反応せず、必要な場面では「気づき」を促すことで、無用なストレスを避けながら関係を保つことができるでしょう。

津田 紘彰

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